映画「フォードvsフェラーリ」の感想。ル・マンでフェラーリを倒す!

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フォードが世界一速い車を作って王者フェラーリを倒す、実話を脚色した映画です。

1960年代、車の売れ行きが良くないフォードが、若者のイメージアップを狙ってモーターレースの分野に進出。そして世界で最も栄誉のあるカーレース「ル・マン」で優勝を目指します。

物語のテンポが良く、笑いあり、興奮あり、感動ありの評価が高い作品です。

監督 / ジェームズ・マンゴールド
出演 / マット・デイモン、クリスチャン・ベール

映画「フォードvsフェラーリ」の感想。ル・マンでフェラーリを倒す!

フォード2世「これは戦争だ」

フェラーリのような若者が憧れる、速くてカッコいいスポーツカーを作りたい。ノウハウがないフォードは破産寸前のフェラーリを買収しようと考えます。

しかし交渉は決裂。イタリアの自動車メーカーであるフィアットの傘下に入ることを決めていたらしく「売値を釣り上げるエサ」としてフォードは利用されてしまう。

さらに「ヘンリーフォードのような才覚はない。所詮は2世」とケンカまで売られる事態に。

報告を受けたフォード2世は激怒。費用度外視でレーシングカーを作ることを決意します。

初戦からフェラーリがこれまで到達したことのない最高速度350kmを記録。

キャロル・シェルビー / マット・デイモン

ル・マンで優勝した初のアメリカ人。ケン・マイルズとは同じ戦争を経験した元軍人でもあります。

一流のレースドライバーだったが、過酷な環境によって心臓に負担がかかり、ドクターストップとなってしまう。

引退後は人気・知名度を利用して、車のセールス「シェルビー・アメリカン」を開業。職業柄なのか人の心をつかむ話術に優れていて、物語の中で問題が起こるたび的確に対処します。

ル・マンで勝利したいフォードからは高額な報酬を条件にパートナーに誘われ、レースカーの開発に協力。

副社長が大嫌いなマイルズを採用することについて度々、意見が衝突します。

シェルビーアメリカンの株、ブランド名を譲ることを条件にル・マンではマイルズを使うこと約束させるなど、勝利するためには絶対にマイルズが必要だと強く訴えます。

ケン・マイルズ / クリスチャン・ベール

小さな自動車整備工場を経営する、車を知り尽くした男。

すぐにカッとなってしまう気難しい性格で接客が超下手くそ。経営は全く上手くいっておらず、会社は差し押さえられてしまう。

愛する妻と子の食い扶持を稼がなければならないため、他の仕事を探そうとするが「天職はドライバーでしょ。ショボい仕事はするな」と妻に反対される。

シェルビーの誘いを受けてフォードのレースドライバーになるが、副社長から人間性を問題視され、嫌がらせを受ける。

レースの醍醐味であるオーバーテイク(追い越し)がシェルビーのイメージと一致する描写が何度かあり、おそらく同等かそれ以上のテクニックを持っている。

収入面の不安はあるが家族とはうまくいっている。

「フォードvsフェラーリ」の感想。

ラマ

1:45〜2:15までの約30分間がル・マンのレースに割り当てられていて、一番の見どころとなっています。

アクション以外の部分がちゃんとしていて、車に興味がない方でも楽しめる内容です。全体的にユーモアのセンスがいいなぁと感じました。

特に、威張り散らしてたフォード社長が暴走するGT40の中に拉致され大泣きする場面、シェルビーとマイルズの2人が子どものようにケンカする場面が印象的。

マイルズは本当に不器用だけど、優しいお父さんで家族からは愛されています。美人の妻モリーは「あなたが幸せじゃないと私も幸せじゃない。やりたいことやりなさい」と背中を押してくれるカッコいい女性。

息子もレーサーの父親を尊敬していて、家族にも才能にも恵まれています。収入面の不安だけはあるので、レーサーとしての実力が正当に評価されて欲しい、応援したくなる人物。

フォードの副社長レオ・ビーブは悪役として描かれています。「フォードのイメージに合わない」や「レースのことはわからないが、人間のことはわかる」などと言い、何度もマイルズを外そうとします。

元々、レースへの参加はフォード社のイメージアップが目的だし、副社長の立場で考えると彼の言動は理解できなくはない。

でもレースでの勝利を一番に考えるとやっぱり邪魔な存在なんですよね。知らないくせに口出ししやがって感が拭えません。

確実に盛り上げ役にはなっていたので必要悪だったんでしょう。マイルズと殴り合いの喧嘩をする場面で披露されたシェルビーの必殺技「ラマ・バイト」がツボでした。

おすすめです。